P2 島嶼地域のデザインサーベイによる集落空間構造の研究 ~佐久島・日間賀島・篠島の街路景観分析から~

島嶼地域のデザインサーベイによる集落空間構造の研究 ~佐久島・日間賀島・篠島の街路景観分析から~
〇轟慎一 1,朝日ひかる 1
1 滋賀県立大学 環境建築デザイン学科

要旨
デザインサーベイによる集落空間の構造的把握として、本研究では島嶼集落の街路景観分析からその構造を明らかにする。島嶼地域は平地部が狭く建築物が密集している等の特徴をもつが、その景観は各集落の構成要素による影響が大きい。本研究は、日本の離島で人口密度が最も高い日間賀島・篠島をふくむ三河湾三島の 5 集落 6 エリアを対象に比較研究を行なった。断面分析・画像分析により街路景観構成を把握するとともに、各景観が立ち現れる構造として地形や道の傾斜・幅員、土地利用等を分析した。これらの関係をもとに、斜面に対する建築物の建ち並び、建築物の入口とオープンスペース、構成要素からみた開放性・閉塞性などの観点から考察した。

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この投稿へのコメント

  1. 広脇 淳 said on 2022年10月23日 at 2:17 PM

    細街路空間を丁寧に空間分析された調査研究だと思います。今後、人の生活と細街路の空間構造がどう関わりどう景観が形成されたのか更なる成果に期待します。

  2. 轟慎一 said on 2022年10月23日 at 4:10 PM

    広脇様、コメントありがとうございます。
    島嶼集落の空間の集密さはよくいわれるところですが、実際に受ける印象は、各島・各集落で大きく異なります。
    各集落の景観に特徴を与えている空間構造を把握し、各集落の特色を明らかにしようとするもので今後も更に展開していこうと思っております。ありがとうございました。