P016 海抜ゼロメートル地帯の防災活動

海抜ゼロメートル地帯の防災活動
〇多田裕亮1
1 滋賀県立大学大学院環境科学研究科

要旨
2025年大阪関西万博を契機に大阪の防災意識を高めるべく発足させた任意団体での活動を事例として紹介します。
大阪湾岸に広がる海抜ゼロメートル地帯においては他の地域のような避難行動が成立せず、一般的な避難訓練では補いきれない知識や意識を高めるための活動をピックアップします。大阪市西淀川区で開催予定の「クラフト防災パーク」というイベントから防災活動を行なう団体間の横のつながりの大切さを考えていきます。
また、グラフィックレコードを使った多世代への防災講座の実践の様子を紹介します。。

注意! 発表資料を無断でコピー、転載しないでください。スクリーンショットもご遠慮ください。

この投稿へのコメント

  1. 下村泰史 said on 2021年10月30日 at 5:21 PM

    公園を活かした防災啓発、いいですね。公園のパースも描かれていますが、公園内のどういう場所をどうイベントに活かしたか知りたくなりました。

    • 多田裕亮 said on 2021年10月30日 at 9:39 PM

      コメントありがとうございます。
      地区公園内の遊具等がある場所を広く使い、ブースとなるテントを複数設置する予定です。
      また、実施場所の公園が広域避難場所である事を踏まえ、実際に非常持ち出しバックを持って走ってもらうなど、公園かつ避難所である事を活かしたプログラムを実施します。

  2. 鈴木万結 said on 2021年10月30日 at 6:44 PM

    学生や若者など防災にあまり関心がない世代にゲームやイベントで、なんだか面白そう、楽しそうとプラスのイメージから防災に入ることでより興味を持ってもらいやすいと感じました。
    行われているゲームや計画中のイベントの具体的な内容はどのようなものか、とても気になります。

  3. 多田裕亮 said on 2021年10月31日 at 12:43 AM

    コメントありがとうございます。
    ゲームは主にすごろくとカードを組み合わせたボードゲームを開発、使用しております。
    今の小学生には電子ゲームより普段触れる機会のないボードゲームの方が珍しく楽しめる事と、学校での実施だと校則でスマートフォン等が使えない事が理由です。
    内容としては避難所にたどり着く、歴史遺構をめぐってクイズに答えるなど様々です。
    イベントは防災に関わるNPO、任意団体、行政、企業にそれぞれブースを出していただきます。
    あらかじめ参加する子供達にはワークシートを配りブースを回り終える頃にはワークシートに非常持ち出しバックのリストが完成している、という仕掛けを作っています。

    • 鈴木万結 said on 2021年10月31日 at 3:37 PM

      多田様
      ご回答ありがとうございます。
      ボードゲームはカードやサイコロなどを使い、みんなで向かい合いながら行なうため会話や交流が広がると感じました。また、電子ゲームではスマートフォンやタブレットなど扱いが少し難しいものを使用しますが、ボードゲームは比較的遊び方が分かりやすい物が多いため、様々な世代の人が楽しめると思いました。
      イベントでは、終わった後参加した人が自主的に行動するきっかけ作りがなされていて、参加して終わりではなくその後のことも考えることが大切だと感じました。
      ありがとうございました。

  4. 赤澤宏樹 said on 2021年10月31日 at 12:43 PM

    大阪市に協力し,パークファンの企画・選定に関わりました。とても特徴的な活動で,他の公園でも展開できないかと勝手に期待しておりました。公園は様々な社会の入口で,防災面でも存在効果を発揮するに留まらず,公園でのこのような活動を介して,地域社会が災害に強くなることは非常に意義深いと感じています。このような活動がしやすくなるための条件について,また教えていただければ幸いです。

    • 多田裕亮 said on 2021年10月31日 at 6:21 PM

      コメントありがとうございます。
      やはり、公共の施設という事で、遊具など公園の施設には利用できず今一歩公園で開催するメリットを活かしきれないのがネックです。
      より使用する民間団体の自由度が上がればより魅力的な活用ができると思います。

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